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開発課題4

【研究開発課題4】世界最大 10kW の排熱を無電力輸送する革新的技術を開発

研究開発課題4の長野方星教授の研究ユニットが、電力を用いずに10kW以上の熱を輸送できるループヒートパイプ技術の開発に成功し、その成果が2024年7月4日付Elsevier B.V.の発行する学術論文誌「International Journal of Heat and Mass Transfer」に掲載されました。

今回開発したループヒートパイプは、排熱を受けとる蒸発器の構造を最適化させ、従来のサイズより18%小型化を実現、さらに、熱伝達特性を4倍以上、熱輸送量を1.6倍以上に向上させています。10kWの熱を無電力で2.5m先まで輸送可能なループヒートパイプは世界初であり、今後、熱利用や冷却技術における様々な分野での応用が期待されます。

引き続き、本拠点において関連技術の研究開発を進め、熱を無駄なく回収し、有効利用できる技術の確立を目指します。

開発した10kWループヒートパイプの外観

 

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